携帯を変えました

1ヶ月以上前の話ですが、メインで使用している携帯電話を変更しました。

[変更前]
回線キャリア:au
端末:XPeria SOL22 (Android 4.2)

[変更後]
回線キャリア:iijmio
端末:Xperia Z3 Compact (Android 5.0)

この変更の目的は、回線料金の削減他、Android の新バージョン利用を目的としていました。
最近、Android 5.0絡みの変更が多かったのは、この変更によるものです。
私の使い方では、あまり通信量が多くならないため、MVNOの回線で十分でした。回線料金が1/4以下になり、個人的には十分満足です。

あと、Android 4.2ではBluetooth のAVRCPプロファイルが1.2までしか対応していませんでした。この場合、Bluetooth接続先に再生中の曲情報を送付することができません。Android 5.0では、AVRCPが1.3まで対応しています。この辺りの機能を利用したかったため、携帯を変更したという経緯もあったりします。

Medoly Ver. 2.4.0

2015-10-23 Ver. 2.4.0
– 同期歌詞の長押しによるシーク機能追加
– 出力デバイスのレイテンシ設定追加
– 出力デバイスのスピーカー/ヘッドセット廃止
– ボタンの長押しリピート追加

同期歌詞の長押しによるシーク機能追加

これはユーザ様からの要望です。
同期歌詞を表示している時に、表示タブ上で歌詞を長押しすると、歌詞のテキストが再生される時間に曲をシークするようにしました。
これは同期歌詞のみで、非同期歌詞は非対象です。何故ならば、非同期歌詞は厳密な歌詞位置を取得することができないためです。
なお、歌詞以外の位置を長押しすると、従来同様に長押しアクションが実行されます(設定画面で切り替え)。設定で無効化することもできます。

出力デバイスのレイテンシ設定追加


以前追加した「出力デバイス」ダイアログに、レイテンシの設定を追加しました。レイテンシとは、Android内部で再生処理が行われてから、実際に音声がスピーカーやイヤホンから出力されるまでの遅延のことです。
この値を設定すると、同期歌詞の表示タイミングが調整されます(今のところは、同期歌詞だけです)。出力先を切り替えると自動的に適用されます。
これは、Bluetoothの出力先を切り替えた際に 歌詞のタイミングがズレてしまうのが以前から気になっていたため、今回追加してみました。なお、これに伴い従来設定画面に存在していた固定オフセット値(表示誤差)の設定は廃止しています。
レイテンシには、共通レイテンシと各出力デバイス固有のレイテンシを設定できます。実際のレイテンシは、双方の合計値になります。レイテンシの値は、デバイスやAndroidのバージョンによって異なります。Androidは総じて、iPhoneと比べてこの値が大きいです。

参考: スマホやタブレットの「オーディオレイテンシー」性能ランキングと自分でも可能な測定方法 – GIGAZINE

最近のNEXUSだと50ms以下になるようですが、遅い機種だと数百msにもなります。この値はユーザ自身で調整いただくしかありません。また、プログラム上の遅延もあるため、どこかに参考値として書かれている機種別レイテンシの値をそのまま設定しても、歌詞のタイミングが綺麗に調整されないかもしれません。

また、上記の値はスピーカー等から出力される場合の話で、Bluetooth出力の場合は更に遅延が発生します。また、同じBluetooth接続でも、コーデックの違いにより遅延が異なるようです。一応、参考値を画面上に記述していますが、あくまでも目安と考えてください。実際はこれよりも大きな値になる場合が多いようです。

出力デバイスのスピーカー/ヘッドセット廃止

以前のバージョンには、上記の出力デバイスダイアログに、スピーカー出力固定と、イヤホン出力固定の設定がありましたが、これらを廃止しました。理由はAndroid 5.0以降で使えないからです。また、これらを選択した状態は、音楽を流す上で不自然な状態であり、あまり推奨される状態ではなかったため、思い切って廃止してしまいました。
ご利用頂いていた方には申し訳ありません。

ボタンの長押しリピート追加

表示タブ上のボタンを長押しした際、ボタンのタップがリピートされるようにしました。ちょっとした機能改善です。

Medoly Ver. 2.3.5

2015-10-17 Ver. 2.3.5
– Android 5.0以降におけるSDカード書き込み対応
– 歌詞取得プラグイン対応
– 歌詞フォルダ検索機能追加
– 再生予約解除機能追加
– シャッフル再生時、再生キュー完了で再シャッフルする機能追加
– ロック画面に画像を表示しないオプション追加
– その他細かい修正

Android 5.0以降におけるSDカード書き込み対応


Android 5.0以降でSDカード書き込みに対応させました。「設定」→「その他」→「外部ストレージの空き込み」を実行し、表示されるフォルダから対象のSDカード(外部ストレージ)のルートフォルダを選択してください。
Androidは、4.4以降では従来と同様にSDカード等の外部ストレージに書き込むことができなくなりました(読込は可能)。少し混乱があるようですが、ここで言うSDカードとは、携帯に後から追加する本当のSDカードのことで、最初から内蔵されているストレージのことではありません(フォルダ名がsdcardとなっているかどうかは無関係です)。内蔵ストレージは従来と同様に書き込みが可能です。
Android 4.4以降では、SDカードへの書き込みは、Googleが用意した特定の機能を使用するようになりました。SDカードの書き込みを行う場合、以下のような画面を表示させる必要があります。これは、ユーザに「この場所に書き込みますよ」と確認させるための共通画面で、これによりプログラムがバックグラウンドで勝手に書き込みを行うことができなくなります。これは、セキュリティ上の安全性を考慮した仕様変更のようです。
ここで問題になるのは、プログラムからSDカードに勝手に書き込みを行う処理を作成したい場合です。上記画面を選択した後、書き込み先を示すURIが取得できるため、これを保持しておくことで、プログラム上から同じ場所に何度も書き込むことはできます。
ところが、「指定フォルダ以下に自由に書き込みを行いたい」場合は少し話が変わります。 フォルダを示すURIを取得し、そのURIを基準にしてサブフォルダを検索する処理を作成する必要があります。ところが、このフォルダを選択する処理はAndroid 4.4には存在しません。Android 4.4はファイルの選択のみです。そのため、Android 4.4ではプログラムからSDカードへの書き込みが著しく制限されます。Android 5.0からはフォルダ選択が可能となり、そのフォルダ以下への書き込み操作ができるようになりました。SDカードへの書き込みが必要なファイラ等のアプリの多くで、最初にこの画面でSDカードを指定させているのは、そういう理由によるものです。
今回の変更ではこの機能を使用し、Android 5.0以降でもSDカードへの書き込みが行えるようにしました。SDカードの書き込みが必要となるのは、以下の3つの処理です。

・ M3Uプレイリストファイル出力処理
・歌詞取得プラグインの書き込み処理 (新規追加)

・設定のエクスポート処理

このうち、設定のエクスポートは単純にファイルを出力する画面を呼び出しているだけなので、Android 4.4でも可能です。ついでに言えば、Google Driveがインストールされていると、Google Driveへの書き込みもできるようになります(そういう仕様です)。以前から、Google Driveを介して複数の端末で設定を共有する機能が欲しいと思っていたのですが、思いがけず実現できてしまった形です。
残る2つについてですが、 この2点については、メディアファイルとの相対パスが必要になるため、単純にファイル書き込みを行うだけというわけにはいきませんでした。そこでSDカードを利用する場合は、最初にユーザにSDカードのルートディレクトリのURIを画面から指定してもらいます。指定されたパスがSDカードのルートディレクトリであると認識できた場合、アプリはそのURIを保持します。その上で、書き込み時はURIからパスを辿って書き込ませる、という手法を採ってます。ちょっと無理矢理な処理ですが、これぐらいしか思いつきませんでした。

余談ですが、画面から指定されたURIが「SDカードのルートディレクトリである」と判別する確実な手法が無いため、指定されたディレクトリ内にあるファイルの内容と更新日時を比較して判定しています。そのため、SDカードのルートディレクトリと同じファイル構成・同じファイル日時のファイルを用意したディレクトリを用意し、そこを指定してもルートディレクトリと誤認します。ご勘弁ください…。

ちなみに、先頭に「.」(ドット)を含む隠しフォルダへの書き込みはできない可能性があるので、使わないでください…。原因がよく分かってないのですが、新しい方式がそれをサブフォルダとしてうまく認識してくれません。現在のところ問題として認識はしていますが、解決できるかどうか不明。
長々と解説してみましたが、この辺は本当に苦労しました。この苦労でよく分かったのは、「Androidでストレージ扱うの、超めんどくせぇ」です。

歌詞取得プラグイン対応

従来、Twitterに自動的にツイートしたりするプラグインはありましたが、新たに歌詞取得プラグインというものをこさえてみました。これは、現在選択されているメディアに対する歌詞を余所から取得するというものです。(プラグインの詳細は別のエントリにて)
取得した歌詞は画面上に表示されますが、ファイルとして書き込むことも出来ます。書き込み先は、 メディアファイルと同一フォルダと、今回新たに追加した歌詞検索フォルダの2カ所です。メディアファイルへのタグ書き込みは今のところ考えていません。ファイル名はメディアファイルと同一名称で固定です…今のところは。書き込みタイプは、ファイルが存在しない場合のみ新規保存、または常に上書きの2種類があります。
イベント動作で、メディアが選択された時に自動的に読み込みに行くような動きも可能です。ただし、以下の2つの条件を満たす必要があります。
・Medoly側で歌詞が読み込まれていない、または歌詞が強制的に読み込まれる設定になっている
・プラグイン側がイベントに対応し、自動読み込みが行われる設定になっている。
歌詞のあるボーカルではなく、インストを主体にして聞く人も多いかと思うので、基本的に勝手には読みにいかない事が標準動作となることが望ましいと考えています。

2つ以上のプラグインが存在した場合の動作も設定できるようにしていますが、プラグインがまだ2つも無いので 意味がありません。

ちなみに、歌詞取得という事は、アルバムアートの取得もあるのかという話になりますが、まぁ、機能的にはほぼ同じなので作れます。機能的には大体埋まってますので、そのうち作ります。作ってないのは、単純に時間の問題です。というか、このプラグイン開発に時間割きすぎて飽きてしまったので、少しインターバル挟みます。疲れた。

歌詞フォルダ検索機能追加

こちらはユーザ様からの要望となります。従来、外部ファイルの歌詞を読み込むのは、メディアファイルと同一フォルダにある歌詞のみでしたが、今回、設定画面からフォルダを指定することで、そのサブフォルダにある歌詞ファイルを検索するようになりました。
この機能では、タグの内容から歌詞ファイルを探しに行くことができます。設定画面で検索対象のタグにチェックを入れると、チェックされたタグの値が全て含まれるファイル名のファイルを探しに行きます。なお、メディアファイルのファイル名は標準で検索対象に含まれます。そのため「01.mp3」等と単純なファイル名の場合、歌詞が誤爆する可能性が高まります。
ちなみに、歌詞は必ず全てのフォルダを探しに行き、対象となるファイルをリストアップしてから対象を決定します。これは歌詞の誤爆の可能性を下げるためです。単純に最初に発見したファイルを選択してしまうと、例えば、「サンプル歌.txt」と「サンプル歌 (アレンジバージョン).txt」という2つのファイルがあった場合、本来欲しいのは「サンプル歌.txt」なのに、「サンプル歌 (アレンジバージョン).txt」が選択されてしまう可能性があります。より目的のファイル名に近いファイルを選択する必要があると考えられるため、このような動作となっています。
注意点としては、対象フォルダにある全サブフォルダを探しに行くため、 ファイルが大量にあったり、深い階層があるフォルダを検索すると毎回歌詞の検索に時間がかかる可能性があります。こればっかりは仕方ないと思うので、運用でカバーしていただけると助かります。
ちなみに、歌詞の優先度は、メディアファイルと同一フォルダにある歌詞 → 内蔵歌詞 → 歌詞検索フォルダの歌詞 となっています。この優先度の根拠は、メディアファイルと同一フォルダにある歌詞は、表示させたい意思が一番強い歌詞であると考えられるため最優先、検索フォルダは誤爆の可能性が高いため、優先度を低くしてあります。ちなみに、今回の変更で各歌詞を読み込まない設定を追加しています。
そんな感じで、とりあえず思いつく限り誤爆を避ける実装をしてみましたが、イマイチ自信がありません。
私自身はこの機能をあまり利用していないため、この機能を使用している方は、この歌詞検索ルーチンについて、何か意見を頂けると助かります。「こんな風に間違った歌詞が表示された」といった、実際のファイル名を提示してくれると嬉しいです。

余談ですが、この機能を作成している途中で、「歌詞検索フォルダを作ろう」→「歌詞検索プラグインで取得した歌詞を保存できるようにしよう」→「SDカードに書き込みできるようにしよう」という感じで、各機能を連鎖的に作るハメになったので、作るまでに異様に時間がかかっています。

再生予約解除機能追加


再生キューを長押ししたメニューから、次に再生する曲を予約することができますが、同じ曲で再度長押しすると、予約を解除できるメニューが表示されるようにしました。予約を取りやめたい場合に使用してください。

シャッフル再生時、再生キュー完了で再シャッフルする機能追加

これはユーザ様からの要望です。
シャッフル再生の際、再生キューは固定された再生順を保持します。これは、再生キューを更新したり、再生順を切り替えるまでずっと保持していたのですが、再生キューの内容が全部再生完了した時点で、再シャッフルしてほしいという要望がありましたので、そのように実装しました。
一応、従来の動作もできるように再生順を保持する設定項目も追加しています。

ロック画面に画像を表示しないオプション追加


音楽再生時、ロック画面からの操作コントローラは欲しいけど、画像はあまり人に見られたくないという人も多いと思いますので、画像だけ表示しない設定を追加しました。
特にLollipopは、ロック画面にアルバムアートを表示させると、画像が画面全体に引き伸ばされて表示され、かなり目立ちますので、こういう設定は結構需要があるかな…と。

その他細かい修正

その他、多数の変更やバグ修正が加えられています。
目立ったところでは、最近のバージョンのAndroidだと、同一プレイリストが保存できなくなってたりしてるようなので、その辺の挙動を少し変更したりとか。

携帯のメールには返信できない場合があります

最近、携帯のメールアドレスからメールを何件か頂いていますが、返信してもエラーが返ってきます。恐らく、PCからのメールを拒否する設定にしているか、強力な迷惑メールフィルタリングを設定しているものと思われます。

私は、所謂日本の三大携帯キャリアは利用していないため、携帯向けのキャリアメールアドレス(docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp, など)は持っていません。そのため、返信で拒否された場合、こちらから返信する手段がありません。

お心当たりのある方は、適当なフリーのやつで構わないので、PCのメールから返信できるメールアドレスから連絡いただけると助かります。Google Playのコメントに書いていただくのが一番いいです。このブログのコメント欄でもいいです。とにかく、何でもいいからキャリアメール以外の方法で連絡していただけると助かります。

最近のキャリアメールは、PCからのメールを受け付けない(特定のドメインからしか受け付けない)ような設定が、契約直後の標準状態やメールフィルタリングに含まれているようです。なお、docomoはメール不達エラーが返ってくるのでまだマシですが、auやsoftbankに至ってはそれすら戻ってこないという話なので、届いたかどうかがまったく分かりません。
この特定のキャリアからしか受け付けないような設定を推奨している携帯キャリアのやり方には、個人的に大きな憤りを感じます。
メールは相手に届くことが前提です。ユーザ自身が意識せずにいるとにメールが届かない設定が適用されるのは論外ですし、ユーザ自身にメールが届いたかどうを調べさせたり、届かない原因を調べさせたりするようなサービスは、非常に品質が悪いと言わざるを得ません。日本のインフラを担う通信キャリアが、こんなツールとしての信頼性を損なうような所業をするのは、全く納得できません。市場を牛耳る企業としての奢りを強く感じます。
何故か多くの人は「キャリアメールは信用できる」と思い込んでいますが、信用できるのはあくまでも送信元の身元が保証できるという意味であって、届く・届かないの通信品質に対する信用は全く別問題です。そして、その点においてキャリアメールは「全く信用できない」、「信用するべきではない」と断言していいと思います。ちなみに、キャリアメールからも迷惑メールはよく飛んでくるので、身元が保証されていても、それがユーザの健全性に結びついているかどうかは別の話のようです。
いずれにせよ、メールの設定やフィルタリングの特性を把握している人以外は、確実に届かせる必要のある重要な連絡にキャリアメールは不向きであると思います。

そんなこんなで最後になりますが、私に対してメールを送る場合、出来ればキャリアメールで送ってこないようお願いします。

Medoly Ver. 2.3.0, 2.3.1

2015-08-26 Ver. 2.3.0
– 検索結果を非同期で表示するように変更
– タップ処理のバグ修正

検索結果を非同期で表示するように変更

検索画面を非同期で表示させるようにしたため、DBの読込み中でもタブの切り替えや画面の切り替えといった操作ができるようになりました。
先日、自分の携帯端末に入ってる曲の数が1万曲を越えました。それぐらいの曲数があると、検索画面で多数の曲を一覧表示させると、しばらく画面が固まったような状態になっていました。そのため、検索画面の処理を大幅に見直して、非同期で表示させて一覧が表示されるまでの操作も受け付けるようにすることで、画面が固まる状態を回避できるようにしました。
ちなみに、一覧の読込み中は「Loading…」という文字が表示されますが、検索結果が100件以下の場合は(一々出るのが鬱陶しいので)表示しないような処理が入ってます。100件という数字は適当です。速度的にはもっと大きくても良かった気もしますが、何となく切りが良かったので。もっとこう、表示速度を測定して自動チューニングとか出来れば良いのですが、そこまでしなくても良いかなぁ…と。

タップ処理のバグ修正

各種画面のタップ処理、特にダブルタップの処理に共通した処理に、自分の勘違いがあったため、全体的に見直してます。表面上は特に変化が無いです。APIの使い方が間違ってて、余計な処理が行われていたので、コードを正しい処理に書き直しています。

2015-09-05 Ver. 2.3.1
– SYLT読み込み処理修正
– メイン画面からフォルダ指定で開けない問題修正
– 区間ループが発生しない問題修正
– 区間ループが上限を超えて設定できる問題修正
– 検索画面のスワイプ処理修正

SYLT読み込み処理修正

これはユーザ様からの要望です。一部の曲でSYLT歌詞の読込が出来ないという報告がありました。調べて見ると、これはSYLTの問題ではなく、MP3タグのバージョン取得が上手く動作していないことが問題でした。従来は、タグ取得ライブラリが取得したタグのインスタンスを判別して、自動的にバージョンを振り分けていたのですが、これがMP3のID3 v2.4の場合にうまく動作せず、v2.3と判別してしまう場合があり、その結果タグが取得できなくなるということがわかりました。
これに対し、ライブラリが返してくるバージョン番号を見てバージョンを判別させるように処理を変更しました。

メイン画面からフォルダ指定で開けない問題修正

検索結果の非同期表示処理において、一部修正が漏れがあり、フォルダ指定でフォルダの検索結果が開けない問題が発生していたため、その修正を行いました。

区間ループが発生しない問題修正

区間ループ(ABループ)の処理で、一度ループが発生した後にループが再度発生しないことがある問題を修正しました。これについては、Googleが用意しているAPIの仕様を上手く把握できていないため、正しい実装ができていませんでした。正直なところ、今でもあまり把握できてません…。

区間ループが上限を超えて設定できる問題修正

区間ループでA地点、B地点の指定が上限・下限をオーバーして指定できてしまう問題があったため、修正しました。

検索画面のスワイプ処理修正

検索画面のスワイプ処理を一部見直しました。タップ処理周りの見直しです。動作的にはあまり変化はありません。スワイプの反応が微妙に変わったぐらいです。

Medoly Ver. 2.2.5

2015-08-17 Ver. 2.2.5
– 出力デバイス選択ダイアログ追加  (アクションバーメニューより)
– デバイス選択ダイアログ追加に伴う権限追加
– 同期歌詞が頻繁に先頭までスクロールしてしまう問題修正
– オフセット値が2重に加算されていた問題修正

出力デバイス選択ダイアログ追加  (アクションバーメニューより)

アクションバーのメニューボタンを押した時に出るメニュー項目に、「出力デバイス」という項目を追加しています。これは、音声の出力先デバイスを選択するための機能です。
音声の出力先として選べるのは、標準状態で「通常」「スピーカー」「ヘッドセット」の3種類です。「通常」は何も選択されてない状態で、端末の設定に従います。「スピーカー」「ヘッドセット」は、ヘッドセットの接続状態に関わらずそれぞれ出力先を切り替えます。…が、これを選択して出力した場合、普通の再生とは異なる状態ため、再生音量が小さくなったりします。そんなわけで、機能として実装はしてみましたが、用が無ければ使わない方が良いような気がします(多分)。また、これらは端末によっては切り替えられません。理由は知りませんが、切換そのものが無効になります。通話機能を持たないタブレット端末で無効となる可能性があるようです。 現状、NVIDIAのShield Tabletで切り替えられない事を確認しています。
それよりもこの機能の真骨頂は、Bluetoothデバイスの切換です。メニュー上にBluetoothのA2DP接続が行われたデバイスが一覧表示されるため、切り替えたいデバイスを選択すると、選択したデバイスからの再生に切り替わります。複数のBluetoothデバイスを持っていて、頻繁に切換を行う際に使用することを想定しています。ちなみに、ここで切り替えた設定は端末の全ての音声出力に影響しますのでご注意ください。
この機能自体はメディアプレイヤーとはほぼ独立しているため、単独のアプリでも良かったかもしれませんが、プレイヤーから呼び出せた方が私にとって便利なのでプレイヤーに組み込んでみました。

 

出力デバイスダイアログ

デバイス選択ダイアログ追加に伴う権限追加

上記の出力デバイス選択機能の追加に伴い、以下の権限が追加されています。

  • MODIFY_AUDIO_SETTINGS (音声設定変更)
  • BLUETOOTH_ADMIN (Bluetooth管理)

同期歌詞が頻繁に先頭までスクロールしてしまう問題修正

同期歌詞を再生すると、スクロール位置がすぐに先頭に戻ってしまう問題が発生していたため、修正しました。これは、Ver. 2.2.2の「メイン画面のサイズ変更時に座標がずれる問題修正」で発生したものです。

オフセット値が2重に加算されていた問題修正

いつの間にやら、歌詞のオフセット値が2重に加算されている問題が発生していたため、修正しました。調べて見ると、歌詞の表示誤差設定を追加した時から発生していたので、大分長いこと放置していたようです…。
これは、単純にオフセットの加算処理を間違ってただけです。 現状、歌詞の表示方正をするための4種類ぐらいのパラメータを組み合わせてるので、色々ゴチャゴチャになってます。

Medoly Ver. 2.2.2

2015-07-04 Ver. 2.2.2
– プラグインダイアログのレイアウト修正
– メイン画面のサイズ変更時に座標がずれる問題修正
– 外部通知の設定ON/OFFが反転していた問題修正
– 歌詞読込みエラー修正

プラグインダイアログのレイアウト修正

メイン画面のアクションバー左上のメニューから開くプラグインダイアログの画面レイアウトを変更しました。従来は、アプリの起動やアプリ情報のボタンが上側にありましたが、それを下側に移動させています。理由は、プラグインの各種実行ボタンの方が利用頻度が高いと思われるため、そちらを上側に持って来たかったためです。

メイン画面のサイズ変更時に座標がずれる問題修正

メイン画面において、表示タブ上のダブルタップによる画面最大化や、ピンチアウトによる画面の拡大の際、座標がずれる問題が問題がありました。これは、ViewPagerでタブを実装した時から存在し、ずっと悩んでいたのですが、ようやく原因が分かりました。
画面を拡大した際に周囲の枠を取り払うのですが、内部的にはその枠の分だけ、内部のViewPagerの座標を補正してやる必要があります。ところが、ViewPagerは座標の取り方が「最初にどのページを表示させたか」で変わってきます。例えば、再生キューのタブを最初に表示させると、再生キュータブの左端が0、表示タブの左端が(画面横幅サイズ+ タブの隙間)、プロパティタブの左端が(画面横幅サイズ + タブの隙間)x2のような座標になります。ところが、最初に表示したタブが表示タブの場合、表示タブの左端が0となり、再生キュータブの左端はマイナスになります。この座標のズレが、サイズ変更の補正のズレとなっていました。
表示タブが最初に表示されるのは、ウィジェットからアルバムアートをタップして起動した時です。それ以外は通常再生キュータブから開始されるため、座標ズレの原因の特定が困難になっていました。
ちなみに、通常タブの切り替えはタブのインデックスで行うので座標はずれないのですが、現在選択されている他部と同一のタブインデックスを指定しても、座標の補正は行われないため、手動で座標の補正を行っています。

外部通知の設定ON/OFFが反転していた問題修正

設定のON/OFFの意味が逆転しており、初期状態で外部に再生状態の通知が行われるようになっていました…。単純にデバッグ不足です。

歌詞読込みエラー修正

歌詞読み込み時にエラーが発生する場合があったため、その修正です。

Medolyの現在のインストール数が500越えた

先日、Medolyのインストール数が500を越えました。

カウント

インストール数推移

このインストール数というのは、端末数ベースのインストール数となります。一人の人間が複数の端末を持っていて、それぞれにインストールした場合はそれぞれの台数分カウントされます。また、アンインストールした場合はカウントが減少します。どうやら、インストールしたまま端末が未使用になった場合もカウントから減少していくようです。
ちなみに、ユーザ数ベースのインストール数も見る事ができますが、そちらは433となっていました。
ユーザ数ベースの総インストール回数は 1884。端末数ベースの総インストール回数は見られないので知りません。

ちなみに、公開時からのインストール数のグラフは以下のような感じになります。
 

公開時からのインストール数推移

グラフが跳ね上がるような特異点も無く面白味のないグラフですが、割と綺麗な右肩上がりをしているので、使ってみた上で一定の割合の方が継続して使っていただいているのではないかと推察します。
音楽プレイヤーという、多数のアプリがひしめくごくごくありふれたカテゴリーに真っ向から挑んで、これだけのユーザ数を獲得できたのは、個人的には結構嬉しく感じてます。その一方で、500台の端末にインストールされているというのはなかなか緊張感があります。

まぁ、だからといって自分のペースを変えるつもりもなく、これからも適当に開発していきますので、 今後ともMedolyをご愛用いただけると幸いです。

余談ですが、ユーザも増えたし、Medolyの機能も大分増えてしまったので、いい加減ドキュメントの整備とかしたいのですが、満足に時間がとれず申し訳ない…。個人でやるには流石に限界がありますので…。

Medolyで今後やりたいこと

Medolyについて、今ぼんやり考えてること。大雑把に分けて3種類

情報取得系

  • アルバムアートの自動取得プラグイン作成
  • 歌詞の自動取得プラグイン作成
  • 複数アルバムアートの切換対応
  • 複数歌詞の切換対応
  • タグの複数要素対応

再生系

  • FFmpeg への切換
  • ストリーミング対応 
  • 区間ループのギャップレス化
  • 検索プラグイン作成

     

その他諸々

  • キーボード操作
  • 音声出力先切換機能
  • 独自メディアデータベース
  • プラグインの実装とかソースとか色々放出

情報取得系は、要は表示できる情報を増やす方向。特に、アルバムアート取得、歌詞取得については実装も大体考えているし、それを想定してプラグインの実装もしているので、あとは作るだけ。問題はデータの取得先だけど、まぁそこはそれ。

再生系は、再生出来るメディアを増やす方向。大きな所ではFFmpegへの切換。現在、Android標準で提供されているメディアプレイヤーでは、出来る事が限られてくるので、FFmpeg使って色々出来ないかなぁ、と考えている。ストリーミングや区間ループのギャップレス化も、現状のメディアプレイヤーでは難しいので、最低でもその辺をクリアしたいところ。検索プラグインの作成というのは、現状では自端末のメディアしか見えないけれど、ネットワークアクセスまでできるようにしたいなぁ、という感じ。それもプラグインで追加できる形で。それを実現する上でも、まず現状のメディアプレイヤーを止めないといけないのだけれど。

あとは、その他色々機能の追加をしたい。
ついでに暇があれば、何か色々公開したいです。

 …などと考えてるアイデアはたくさんあるのだけど、作業がさっぱり追いつかない。片手間で作るには作業量が多すぎるので、追々作っていきます。

なお、逆に作る予定が無いのは、イコライザとかの音をチューニングする系の機能。私自身が音を変える事に対してさっぱり価値を見出していないので、要望とか特になければ多分いつまで経っても作らない。作るならこういう感じ、という構想ぐらいはあるけれど。いずれにせよ、多分今作ってもFFmpegに切り替えたら作り直しだと思うので、当面は作らない。

大体今考えているのはそんなところです。
これからしばらくあまり時間がとれなくなるので、少し更新頻度が落ちると思います。

Medoly Ver.2.2.0, 2.2.1

2015-06-28 Ver. 2.2.0
– 自然順ソート追加
– 再生予約アイコンを色替え
– イベントの自動実行チェックを外してもイベントが実行される問題修正
– 拡大・縮小時の座標ズレ修正
– 歌詞の文字コード判定処理修正

2015-07-04 Ver. 2.2.1
– プレイリストがDB保存されない不具合修正
– 曲開始時に歌詞が先頭に戻らない問題修正
– 細かいバグ修正

2015-06-28 Ver. 2.2.0

– 自然順ソート追加

ユーザ様の要望により、ソートに自然順ソートを追加しました。ソート設定ダイアログより、ソートを行う際に選択できます。
自然順ソートとは、より人間の感覚に近いソートのことです。 例えば、
1, 2, 10, 20
といった数字の並びがあった場合、従来の通常ソートでは
1, 10, 2, 20
といった並びになります。これは、単純に1文字の文字から順番に比較してソートしているためです。これを、数字の大小を考慮して、
 1, 2, 10, 20
といった並びにするのが、今回追加した自然順ソートです。
ちなみに、英数字については全角・半角は無視するようになっています。残念ながら今のところ漢数字の並びには対応してません。(欲しい人とかいれば実装するかもしれません。)

– 再生予約アイコンを色替え


前バージョンで追加した再生予約ソートですが、再生予約時に次の曲を示すアイコンの色を青色に変えるようにしました。再生予約されたものなのか、単純に再生順に基づいたものなのかを判別できるようにするためです。
個人的にこの辺を少し使い分けたかったもので…。

– イベントの自動実行チェックを外してもイベントが実行される問題修正

Ver. 2.1.0でプラグインの仕様を変更した際、プラグインのダイアログから「イベントアクション自動実行」のチェックを外しても、イベントが実行されてしまうようになっていたので、その修正です。
すいません、単純に確認不足です。

– 拡大・縮小時の座標ズレ修正

メイン画面をピンチイン/ピンチアウトやダブルタップで拡大・縮小した場合、表示座標がずれる場合があったため、その修正です。
…修正できたと思っているのですが、もしかしたら直ってないかもしれません。


– 歌詞の文字コード判定処理修正

歌詞の文字コード処理を一部見直して、MP3タグの文字コード判定処理と同様に行うようにしました。文字コードが正しく判定されない場合、端末の言語設定に応じて、最終的に出力される文字コードは異なってきます。ちなみに、UTF-16やUTF-8であれば特に気にしなくて良いです。
歌詞の文字コードは、UTF-8辺りを積極的に推奨します。


 

2015-07-04 Ver. 2.2.1

– プレイリストがDB保存されない不具合修正

自然順ソートを追加した際、内部的な処理を色々変更しているのですが、その際にプレイリスト保存時に楽曲IDが正しく保存されない不具合が起こってしまいました。そのため、既存のプレイリストに上書き保存した際に、プレイリストの内容が消えてしまうという問題が発生していました。
これは、プレイリストをDB保存した際に発生するもので、ファイル保存した場合は発生しません。
プレイリストが消えてしまった方は、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

– 曲開始時に歌詞が先頭に戻らない問題修正

歌詞の同期をOFFにした状態で曲を切り替えると、次に表示される歌詞が先頭に戻らない不具合が発生してしていたため、その修正です。

– 細かいバグ修正

検索画面のフォルダに自然順ソートが効いていなかかった問題等、色々な修正を行いました。